有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

仕切っていい人・悪い人

2002-01-15 17:04

「リーダー的素質」とでも言うのだろうか?世の中には物ごとを仕切るのが上手な人がいる。反対に”頼むからあんたが仕切らないで”という人、段取りが悪い人もいる。


後者に仕切られた日には場がしらけ、いらいら感でいっぱいになる。仕事も 同じ。忘年会やら新年会ならだいたい下の者にその役がまわってきて、日常の仕事は上司が仕切ることになっている。上司が仕切るのはいいが、ただ年をとっている、 役職が上、というだけで「リーダーの素質」を十分把握することなく仕切られたら下のものはたまらない。みんなそうやってストレスをためて、他の会社へ転職する。 社員がその会社に長く留まる場合はどんなケースだろうか、と考えてみた。
1:現状の給与と仕事に満足。
2:人間関係にも満足&ストレスなし。
3:仕事環境にも 不満なし。
4:仕事と給与はそこそこ、でも休みが多い。
5:外部環境に関係なく ”この人についていきたい”という人がいるから
・・・その他たくさんあると思う。 30代になると20代のころよりも欲がでてきて、しかも結婚したり子供ができたり して、年棒の事を無視して考えられなくなるのはしかたない。でも20代の頃と いうのはどちらかというと給与よりもやりがいとか自分にプラスになるかどうかで決めていたような気がする。給与が環境や人間関係にストレスを感じても、目の前の 仕事が将来自分の為になると判断したら我慢できるもの。わたしの場合は20代前半?中頃は「この人ならついていきたい」という人がいた会社に勤めていた。
最初の会社の事業部長は度量が深く、20代前半の僕ら新人の考えを直接吸い上げ、とても大企業の部長さんとは思えないくらいフランクで明るい上司だった。中頃勤めていた会社の上司は「チャレンジするチャンス」をくれる上司でいつも先頭を切って現場に立ち、仕事の見本を目の前で見せてくれた。自分がわからないことは 一緒になって問題を解決しようとしてくれた。いきなり1人でドイツへ出張行ってこい、といわれ、フランクフルト空港で迷子になり、仕事もおどおどしていた事を思い出す。 いずれも「リーダーの素質」を持った上司だったということが後になってわかった。
社会にでて5年くらいの間に数万人、数百万人の会社に勤め、それぞれこういった 上司に恵まれた私はとてもラッキーだった。仕切りがうまい人に仕切ってもらうと気持ちがいいのだ。上司は(だいたいの場合)下の社員は選ぶことができない。 だからすすんで選んでもらえる上司にならなければいけない。上司に部下がつかなかったらその組織は機能しない。「リーダーの素質」については日々勉強中であります。