セミナーの進め方
2002-03-26 14:07
先日、最先端技術のとある無料セミナーに参加したのですが、あまりに的外れでつまらなかったので 途中で帰ってきてしまいました。3社・各3人の方からの話があって全部で1時間30分の 予定でした。事前登録していたため、入り口では名刺と引換えに資料を渡され会場に 入りました。
全部で40人ほどのセミナー規模です。つまらなかった理由は
1:既に 業界人ならわかりきっている内容が大半を占めたのでがっかりした
2:加えてある程度 その企業のウェブ上でもわかってしまうことを、繰り返してパワーポイントで説明して いた
この2つです。
このセミナーはウェブ上及びメール広告などで事前告知していました。 事前登録の際に既にわたしのメールアドレスを持っていたわけですから、事前にもう少し セグメントできたのではないかと思います。つまり受講者がどのレベルの人が多いのか、何に期待してセミナーに参加するのか、ということをe-mailを使って事前に調査することが可能 だったはずです。結果、このセミナーに参加した方々の中でド素人の方は”勉強になった”と 思ったかも知れません。しかしその人たちが全体の数%で残りの9割近くの人たちが私と同じような 期待をもって参加していたら、そしてがっかりして帰っていったことを主催者側が知らずにいたら、主催者にとって今後マーケ上大きな痛手になるはずです。
席について資料を読んだとき、 中にアンケート用紙が入っていました。しかし単調なアンケート項目だった上、記名方式で回収も 呼びかけていませんでした。従って私はアンケートに答えずそそくさと途中退場したわけですが、 このやり方でこのセミナー主催者は次回さらによいセミナーを行うことができるのかどうか疑問が残ります。 (少なくとも私は次回から行かないでしょう)
多くのセミナーに言えることですが、 「何が受講者にとって有益か?」「期待されていることは何か?」というニーズを事前に把握し、手元資料の繰り返し説明に終わらないような工夫が必要です。E-mail/Web Marketingという概念を 取り入れられれば以上のことは解決できます。
PANSの提供するサービスの1つ=オフラインイベント開催時に ウェブやメールを上手に使っていく=ということはこういうことを差します。