有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

ジャッジの根拠

2002-09-11 14:40

9月10日、パンズはメルマガ発行を始めました。内容はどんな方々をターゲットに絞っているかというと、


1:企業の宣伝・マーケティング担当者
2:PCの事やインターネットの事がよくわからない決定権者
の方々です。
現代ではPCを使ったE-メールのやりとりとインターネットサーフィンはごく当たり前のスキルとなりましたが、以外にもう一歩踏み込んだ詳しいことまでは知らない方々が、おつきあいのあるご担当者に多かったので、発刊する理由の大きな一因となっています。
スキルやノウハウがある一定レベルまでない場合、その担当者の方は「ジャッジの根拠」を自分の中で確立していくことができません。「ジャッジの根拠」というのはもう少しわかりやすくいうと「仕事を依頼するパートナー企業を決める根拠」という事になります。販売促進の仕事内容が大きくなってくると自然と発注額も増えてきますが、発注額が大きいプロジェクトの場合にはコンペ/競合で発注企業を決めることが多いのではないかと思います。さてそうなった場合・・・担当者の好き嫌いとか、よく顔を出してくれるから、という二次的理由では決められなくなります。そのときプロフェッショナルが提案してくる数案の中から、一つを選ぶ「目」や「知識」を持っていなければ自分で自分の首を絞めることになりかねません。
弊社でも先日1つコンペをお断りしてしまいました。「ジャッジの根拠」がはっきりと見えなかったからです。従って恐らくこちらの企画・制作サイドが練りに練って提案しても偶然以外仕事はとれなかったでしょう。クリエイターというのは筋が通っていてジャッジの根拠がはっきりしていれば納得します。しかしなかなかクライアントからは「納得いく理由」が聞けることは多くないようです。“わからないことはすべて外注すればいい”・・・という考え方がもう一方ではあります。しかし場合によっては知らないことが大きな損失を被ることも考えられます。損失とまではいかなくとも、知ってたらそうしたのに?と後になって後悔した、という事は多いのではないでしょうか?
質の高い仕事をしていくために受注側はもちろん発注側にもプロフェッショナルな部分が求められます。それが「ジャッジの根拠を持つ」事ではないかと考えています。弊社は販売促進サポートに関わる立場として現場の発注担当者の方々が正しい知識と認識をもって満足度の高いマーケティングが行えるよう、メルマガを通じてご協力していく所存です。