有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

協力会社を選ぶコツ Part 3

2001-09-13 12:10

「イベント全般の知識」を持ったSPプロダクションというのは一長一短があってすぐに見つけられるものでもないようです。担当者の知識レベルにも大きく左右され、またIT方面の事を分かっている、又は海外物件にも対応できる、という条件になると本当に限られた会社しかないのが現状ではないでしょうか。


人づてに「あの会社のあの人なら大丈夫だと思うよ」というような人脈による紹介も多いと思います。 「イベント全般の知識」を持った会社、と言ってもこの場合の定義はPart2で記した6つの手法がわかる会社のことです。担当者の方に若干の知識と好奇心がある場合にはオンラインとオフラインを分けて考える、ということをお奨めします。
6つの手法のうちE-mailマーケティングを除けばオフライン業務です。オンラインであるE-mail マーケティングという分野は担当者に好奇心と理解があり、また企業としてもウェブへの理解と取り組みがないとなかなか理解されないケースがあります。特に体質が古い会社もしくは(失礼かもしれませんが)担当の方が高齢の場合その傾向が多く見られます。これを読んで頂いている方はもうご存知だと思いますが、今の時代既にオンラインもオフラインもトータルにプランニングしていく、ということはあたりまえになっています。インターネットの効果はいわずもがな、でしょう。 が上記したように担当者の方及び企業自体が社内環境などの理由でまだオンラインプロモーションまで手が回らない場合には一旦は切り離して考え、中・長期的にウェブマーケティングを導入していくことを検討されるのがよいと思います。
すこしPart2の後半から話が長くなりましたが、「効果的な手法さえわからない」場合にはこのように”自社の宣伝チームのような”コンサルティングができる会社を選択するのがよいかもしれません。その場合トータル予算を提示してプロモーション(この場合展示会出展での新規獲得)2?3回を含んでの相談をするとよいかもしれません。
さて話を少し戻しますが、各手法に対して優先順位がつけられた場合。ここからが注意して欲しいところです。 ブースデザイン会社はカタログ制作やパネル制作はやりません。映像制作会社はコンパニオン手配と演出はできますが装飾デザインやカタログ制作はやりません。担当者にコントロールする器量と時間があればそれぞれ専門制作会社、つまり、グラフィック会社、ブースデザイン会社、施工業者、映像制作会社、と分割発注するのも手です。 コストもこちらの方が管理しやすく発注内容も明確なのでコストコンペティションも行いやすいでしょう。もちろん”段取り”と”トータルコーディネーション”ができず、目の前の金額だけで判断を進めていくと余計な仕事が増え自分の首を締めることになるのは言うまでもありませんネ。実際にはこれとは逆のケースでいわゆる”丸投げ”したいケースがとても多いと思います。予算はこれだけ、後は提案してね、という具合です。 広告代理店であればこれらのコーディネーションはお手のものでしょう。
最近は装飾会社の中でも、映像できます、カタログできます、と広範囲にプロデュースを請け負う会社もでてきています。では企業担当者はなにを見て良い会社だと判断すればよいのでしょうか?続きは次号で。
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