最近のWEB制作事情
2009-05-14 17:24
久しぶりにマジメな仕事の話。
ここ半年展示会関連のディスプレイの仕事は軒並みなくなり、装飾会社はとても大変な台所事情、ということです。 仕事があったとしても去年の半分の予算とか、コンペ参加者数が昨年の倍とか・・・。 なのでPANSではこれらの競争には参加しません。 浮気する人(コンペしたがるお客様)の浮気癖はなかなか治りませんから。
そんな中、まだWEB制作は良い方です。 しかしながら今までよりも ”成果” ”対費用効果” を求められる事はいまや当たり前になりました。
きれいなデザインでそれなりのサイトを、XHTML, HTML, FLASH他で作れる人はいまや五万といますが、
”構築したECサイトからのコンバージョン率が30%アップできるデザイナー”
とか、
”リニューアルしたコーポレートサイトから資料請求率が15%アップした”
ということが達成できるデザイナーはなかなかいません。 そして今は普通にWEBデザインできるデザイナーではなく、そんな人こそが求められています。 ちょこっと見栄えの良いデザインだけをしてもなかなかお金は頂けません。 (小予算で無理な注文をする人もいますが・・・)
発注サイドのWEBリテラシーにもよりますが、制作会社からの納品後どうやって売上げを伸ばしていけるか、どこをどのように修正していけばよりクリック率があがるか、またブランディングが仕掛けられるか、等々の視点がかかせません。 一番ダメなのは発注側が全く素人で全部丸投げ状態の場合。 ほとんど成果はでないと言っていいでしょう。
PANS自体も日々ECサイトを運営しながら試行錯誤しています。 しかしなかなかすぐには結果は現れません。 もし一時的に成果が出たとしても、少しさぼるとまた元通り。
ウェブも生き物みたいなものなので仕方ないですが、運営者にも、ウェブデザイナー側にも ”忍耐と思い入れ” が必要みたいです。
結局、執念が実を結ぶ?、ってことになるんでしょうか? デジタルっぽくないけどそんな気がしてきました。