有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

戦後68年

2013-01-20 12:56

1968年の自分がちょうど戦後68年にこの本に出会うなんてなんだから奇異な事だった。 

 

 600ページの「永遠の0」は買ってから10日以内に読み終えた。そのくらい久しぶりにはまった本だった。買って読んでもらうのが一番いいけれど、ネタバレ込みでこの本のあらすじが書かれたブログも存在するのでこのブログを読みたい方はどうぞ。映画化も決まって12月には映画館でもみれるみたい。

 

実在したベテラン零戦パイロットや無知な玉砕作戦を連発した元海軍参謀たちも実名で出てきたので、インターネットで検索して「兵隊3万人を無駄死にした張本人はこいつか・・」というように、少し第二次世界大戦当時の人たちのお勉強ができた。皇紀(神武天皇即位紀元)が使われていた事も初めて知ったし、ゼロ戦のゼロは皇紀2600年に採用された戦闘機だから00をとって「零式艦上戦闘機」になった、ということも判った。(そもそもこの歳になるまで知らなかった事の方が恥ずかしかったが)

 2013年は変換したら皇紀2673年。戦後68年が経つが、神風特攻隊他、日本国を守る為に死んでいったたくさんの人たちが、今の日本をみたらどう思うんだろう?、ということ少し考えた。就職したくはなく自由に生きたい10-20代若者たちが増え、自ら命を絶つ人が増えている今の日本をお天道からどうみているのか? 今のところ日本には戦争はなく平和だから喜んでいるのか悲しんでいるのか、それはわからない。 ただ、勘違いする若者たちを増やしてはいけないな、と思う。 学校の教育以外で本を読んだり調べたりして、自分なりの歴史観をきちんと持つ人が増える事が大切だと思います。

 

 ちなみに僕は2001年に左ひざをサッカーで骨折して入院したんですが、そのとき病室の左右にいたおじいさん2人が戦争に行った人たちで、入院中いろんな話を聞けたり、おすすめの本をお借りして読んだりする機会に恵まれました。その時以降、朝日新聞は読んでいません(笑

 

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