プロダクトアウト

2023-01-10 16:31

「顧客が想像できる範囲内の製品」しか作り出せないのをマーケットインといいますが、その反対で「自社の持っている技術や強みを活かした製品開発」の事をプロダクトアウトと言います。AppleのiPhoneがその手法で大ヒットしたのが有名ですね。日本にはプロダクトアウトが少ないのでしょうか？　作り手がいいと思ったものを作って売るのですから売れなくて在庫を抱えるリスクも当然ありますが、

一方で革新的な製品が世に出る可能性があります。実は少ないと思っていたのは海外製品をコピーしていた50年前のことで実際には日本にはプロダクトアウトのものがたくさんあるのではないかと最近感じるようになりました。その例の１つが日本アニメ。どれもMade in Japanです。日用品、文房具でも実はプロダクトアウトの物が多いと気付かされます。芸術作品などは100%プロダクトアウトですね。　問題点は製品が完成したその先の売り方です。

日テレの「誰も知らない明石家さんま」という番組でさんま画伯が紹介～プレゼンまでをプロデュースしたら、それまで値が付かなかった作品が数百万の値がついてしまう、というのを観た方も多いと思います。まだまだ日本には凄いコンテンツが埋まってるなあ～と感じました。マーケティング方面でアメリカの会社はかなり先をいっています。だからiPodが発売された時も一気に世界に広がってそれまでウォークマン派だった人たちをオセロのように塗り替えました。

もし、日本にもっともっとプロデュースやマーケティングのプロが増えたら、近い将来日本はとんでもないことになるなあ、海外からの売り上げだけでやっていけちゃうんじゃない？　とワクワクします。だから、できるだけマーケットインではなくてプロダクトアウトで勝負がしたい!  と思うこの頃です。