有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

使えないビジネスマン

2002-05-09 14:13

高校の頃、サッカー部のコーチに「ほんとう?に使えねぇなぁ、おまえらは?!」とよく言われていた。使えない=役に立たない=チーム内でのポジションがない、という事である。ポジションがない、 まではいかなくても”要領が悪い”とか”段取りが悪い”という意味も含んでいる言葉である。


ビジネスの場でも使えない人は多い。(その逆説で僕が使えるビジネスマンなのか、ということは別問題)「仕事のできるビジネスマン」とか「よくできるビジネスマン」というような題名の本はよく売っているのでそれを読めば、”できるビジネスマンになるぞ?”という意識をもてるのだろうが、「できない(使えない)ビジネスマン」というのはどんな像なんだろうか・・・とふと考えみた。あくまでも個人的見解だが、以下のいくつかがあてはまりはしないだろうか。
1. 言われたことをすぐ忘れる
2. 仕事の段取りができない
3. 自分が知らない事を”知らない”とはっきり言えない
4. 対応が非常に遅い
5. 電車の中で携帯電話を大声でしゃべる
6. 責任感と意欲がまるで感じられない etc…..
1と2は入社数ヶ月の新人にはよくみられるケース。 3はへたにビジネス経験が長い団塊の世代に見られるケース。4と6は一概に言えない。5は社会人としてのマナーの問題。僕は「類は友を呼ぶ」という言葉を信じて疑わない(というか信じたい)が、仲良しの仕事仲間には「できないビジネスマン」はいない。年齢や社会経験の問題だけではなさそうである。・・・で結局こう考えてみることにした。”ターニングポイントにまだ出会っていない人”  ”出会わずにきてしまった人” ”常日頃の危機感がゼロの人”。こういう感じの人がそうなってしまっているのかもしれないと。
常に向上心と合理性を持ち合わせて仕事に取組んでいれば、壁にぶち当たった時になんらかのひらめきとか、きっかけが訪れるはず。でもそういうターニングポイントに出会っていないと、きっと何年経っても「使えないわねぇ、あの人」と陰で囁かれてしまうのかもしれない。 もしも今「変わりたいのに変われない」ジレンマに陥っている人がいたら、とりあえず本屋で自己啓発コーナーに行って数冊読破することをお奨めします。なにかブレークスルーできるかもしれない。