有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

師匠と弟子の関係

2003-03-12 14:58

仕事をしていく上で”師匠”を自分の心の中に作ることは大切な事だ、と思っています。


映画スターウォーズのジェダイマスターにスカイウォーカー(ルーク)が弟子として見習い、成長していくという話がよい例ですが、よい師匠をみつけてまねをしていくことが成長の早道ではないかと感じます。ある規模以上の会社に例えれば社長さんは1人ですが、上司や先輩は複数人いるのでその中から師匠を捜すことができるでしょう。小さい会社であれば、外注先さんや取引先さんにも師匠を見つけることができるかもしれません。弟子は師匠の言動を身近にみながら成長していき、また師匠は弟子との会話やコミュニケーションを通じてそれなりに勉強できたりすることもありますからこの師匠と弟子の関係というのは、企業内組織にとって実は結構大切なんじゃないかと以前から感じていました。(体育系の私は特に、かもしれません)
私の場合は25歳までは企業内の先輩を師匠とし、まずそのマネを試みて早く同じレベルまで行こうという目標を掲げていましたし、25歳から30歳の間は外注先さんにスマートな仕事の進め方をする人がいたので、その人を(ひっそりと)心の中で目標として仕事をしてきました。問題は30歳をこえて50歳くらいになるまで。経営者というのは相談できる人が決まってきますから必然外部に多くブレーンを持つことが大切になってきます。外の世界には ”師匠”がたくさんいますから外部との出会いを通じてまた一段上のマスターになるように努力していく必要があるわけです。
コラムにこんな事を書くのは最近ニュースで「パワハラ」ということを知ったからです。パワハラ=パワーハラスメント、は力でハラスメントをするという行為で上司などが地位や権限を利用して下位の社員たちをいじめたり、暴力を振ったり するということのようです。別の角度からみれば上司の方も部下の方もそれぞれ言い分があって理解できないわけではありません。上司は日頃のいろいろなプレッシャーがある中で、部下をみていかねばならず、その時に部下から反抗やさぼりがあった場合には確かに腹が立つでしょう。若い部下からしてみると、「駆け引きやお付き合い」など汚い仕事の仕方が見え隠れする上司に嫌気が差したり、コーチングの下手な上司の場合にはストレスがかなりたまったりするわけです。世の中、もう一度この師匠と弟子の関係を見直す時期になっているのかもしれません。