有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

協力会社を選ぶコツ Part 2

2001-09-10 11:47

企業の宣伝担当者はまず、プロモーション目的に対して目的達成に必要であろう 手法の選択から吟味していく事が必要でしょう。前回例として「展示会に出展して 新規顧客を獲得したい」という目標がありましたが、ここで考えられる手法を 選択するわけです。


予算とにらむのは後回しでよいでしょう。展示会なので 当然ブース設営費というのは大・小は別にして必要です。次にカタログの制作や 商品パネルの制作も考えられます。視覚と聴覚の刺激に訴えるためにも 映像の制作も考えられます。コンパニオンにデモンストレーションしてもらうことも (日本の場合特に)考えられるでしょう。また新規顧客を獲得していきたいのですから 顧客リストをどうやって作っていくか、また事後のアプローチはどうやって実施していくかも 考えなければなりません。会場に偶然くる顧客を待って名刺を集めればいいのでしょうか? ウェブを使ってデータベース連動型E-mail マーケティングも考えられるかもしれません。
さて今ここで、6つの手法がでてきました。ブース設営費・カタログ制作・商品パネル制作 ・映像制作・コンパニオン手配・E-mailマーケティング。 場合によっては業界紙への 広告掲載、なども考えられるでしょうがここでは「広告」と「販促」は別として考えます。 「広告」とは一般的にメディアへの露出、ですからその場合は広告代理店主体の協力業者選定を 進めていってもよいかもしれません。ここでは「販促」=プロモーションを実施するため イベント方面に強い会社、を協力業者選定の大枠として進めていきます。 ここで始めて6つの手法に対し優先順位をつけ、且つ順位に応じた適当な予算付けを します。(いい悪いは別として)”当社は他社に比べひときわ目立つ装飾をしたい” 事が1番の優先順位であればよいデザイン会社と装飾会社を基準に候補をあげ、予算もそちらに 重きを置いてプランします。もしこれら6つの手法さえわからず、優先順位も予想がつかない 場合にはどうすればよいでしょうか? その場合コストは少し多くかかるかも知れませんが これら全般の知識をもったコンサルティングができる会社を候補にあげるとよいでしょう。 なぜならxxx映像会社は映像制作で飯を食い、xxx工芸社は木を加工して(おおざっぱな表現ですが) 飯を食っているので1歩引いた広い視点からアドバイスすることは難しいからです。
広告代理店は 多くの場合「マス広告」によって利益を生んでいますからマス広告がからまないコンサルティングや メディアプランは難しいと考えてよいでしょう。(ただし大金を払えば大手広告代理店なら可能です) これら6つの手法に精通し「イベント全般の知識」を持った会社はどこにあるのでしょう?  しかもコストパフォーマンスがいい会社・・・ 続きは次号で。
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