有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

展示会のエアーポケット

2003-07-17 17:19

示会場に行くと、たまに全然人が入らないブースを見かけます。
これを”展示会場のエアーポケット”と呼んでいます。


これは高い費用をかけている出展者にしてみると非常にまずい状態です。どうしてそのような事がおこるかというといつくかの要因があげられますが、3つほど理由があるように思えます。1つは場所。2つ目は出展者側の思い込み違い。3つ目は小手先客寄せパンダの失敗、です。
1つ目の場所、については小間の大きさのこともありますので、常にいい場所がキープできる訳ではありません。2つ目の思い込み違いは、例えば「商品力があるから大丈夫」という自信から展示を奥のスペースに配置し、結局奥まで人が入ってくれなかった、という例です。それから寒いのは2小間くらいで(まわりにだあれもいないのに)2人の掛け合わせかなんかで映像展開に沿ってデモしている場面です。すご?くデモンストレーターがかわいそうになる瞬間です。3つ目は”何か物を渡せば人が来てくれるだろう”という発想から、ギブアウェイを用意したものの、それがまったく受け取ってもらえず、ブースへの客引き要因にもなっていない・・・というケースです。以上は業者側の提案で避けられる場合もありますが、会社のサービス&商品力と予算内での実施、他条件がいろいろとつく中での出展だったりしますので業者さんに丸投げではなく、出展者側の知識も若干は必要になります。まだ自己満足的に、映像+踊るコンパニオン+どこかで聞いたことのある音楽と
フレーズ+きらきらグリグリの照明演出・・・を行っている悲しいブースがたくさんありますよね。広告代理店が5年前の演出案を提案してきても、却下できる判断力が必要です。
それから展示会がオープンすると大きなブースの周りには、なんだか固まって笑談する数人の人々、も見受けられます。これを僕は”業界人の渦潮”と呼んでいます。大きなブース前の通路に、広告代理店の人2,3名、施工会社の人2,3名、演出系の人2名、運営スタッフの人2,3名、合計10人くらいの業界人たちが集うわけです。なんとも見苦しいし、止めて欲しい! そりゃ、自分たちのやった仕事を目の前に達成感もあるし、うれしいのはわかります。しかしこういう状況は海外にいくとまったく”アンビリーバボー”です。 
やはり何でもかんでもサービスを提供するイベント業界としては、そうなってしまうのでしょうかね?
スマートに展示会出展を希望するお客様は弊社までご一報を。