「命の回数券」テロメア

2021-09-03 13:23

命のロウソクとか回数券とか言われているテロメア。最近一番この単語に興味があります。

赤ちゃんのテロメアは長く、老人のテロメアは短い。つまり、寿命を司るのがテロメアで細胞分裂をするたびに短くなっていく。ある回数分裂するともうその細胞は分裂できなくなり、老化が進むことになる。テロメアが短くなるのを加速するのは、酸化ストレスや有害物質などらしく、それらは動脈硬化やがん、心筋梗塞、認知症と関係してくる、と書いてあります。

テロメアが短くなって分裂できなくなった老化細胞からは炎症の原因となる信号が出て、糖尿病や心疾患、脳血管疾患他、全身の色々な病気に関係している、と言われているらしいので、それも怖いことですね。でもタバコ、心理ストレス、過度な飲酒などを控えて生活習慣を改善すると、テロメラーゼという酵素が活性化されてテロメア寿命を延ばすことができるんだそうです。若い時から運動習慣がある人は比較的テロメアが長いそうです。

日本とスウェーデンの興味深い実験結果では、「座っている時間が長いとテロメアは短くなる」ということです。長時間テレビを見ていたり、座りっぱなしはNGらしいので、適度な運動はテロメアを伸ばすに大切なようです。

テレワークがこれからどんどん加速して浸透していったら、人類の寿命は昔みたいに短くなるのでしょうかね？