JAL破綻について
2010-01-20 19:08
あのナショナルフラッグが破綻しました。 株券は紙切れになり、これからたくさんの社員が解雇されます。 今日、”この記事を見て知ってどう思った?” とスタッフに質問しました。
1つのニュースでいろいろな受け取り方があって、それはそれぞれのアンテナの高さによっても違うでしょうけれど、僕は2つのことを思いました。
1つは、3500億円の債務放棄を求められた支援銀行を含めて、JAL と取引をしている何千、間接的には何万という会社も影響を受けるであろう、ということ。 ドバイショックならぬ JALショックです。
2つめは、そこで懸命に仕事をしてきた現場の人たち、またその家族のみなさんの気持ちがどんなに落ち込んでいることだろう、ということ。 かつては就職人気企業の常連NO.1 であったし、世界の航空会社の中でもトップクラスの評判だった会社です。 本当に切ないと思います。
僕個人は昔沈まぬ太陽を読んで知って以来、JALにだけは乗らないと決めてきました。 だからカードも遥か昔に解約しているし、何の損害もありません。 でもやはりそこで働く人たちの事を考えたら、かわいそうです。
さて、JALに何人の30歳の人たちが居るのか知らないですが、これからの人生の為に今こんな本を読んでみたらどうでしょう?
こんな本もあるみたいです。
なぜか共通して33歳。 でもわかる気がします。
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さて、関連して仕事への姿勢について。
みなさんご存じの長嶋監督は昔すごく優秀なトップクラスバッターでした。 誰でもそのことは知っていると思います。 しかし、それでもなお長嶋さんは家に帰っても深夜まで素振りをしていたそうです。
ある日ある方が、長嶋さんにこう言いました。
”何度も賞を受賞していてそれだけ優秀な成績を残しているのだから、家に帰ってまでも練習しなくていいんじゃないですか? と。
それに対する長嶋さんの答えはこうだったそうです。
”野球場まで足を運んで見に来て頂いているお客様にはいろいろなお客様がいます。 なかなかこれなくてやっと見に来れた方、もう試合を見れるのはこれが最後かもしれない方。 そういったお客様にとっての1試合は130試合の中の1試合ではないのです。だから僕は確実にヒットを打たなければいけません。そのためには練習するしかないじゃないですか。”
プロフェッショナルとしての、仕事への姿勢に感銘を受けます。 自分の為というよりも、誰かの為にやっているんだと。 長嶋さんの場合はそれがお客様の為であったわけですが、それが将来の家族の為ということもあるし、△△の立場に置かれている友人のため、故人との約束の為、などそれぞれ誰かの為に!という力は大きいなと感じます。
30ー35歳くらいまでは自分の為、でいいかもしれません。でも現金が何億円もあるのに人生が充実していない人は結構たくさんいます。 だからやっぱり長嶋さんのように止まることなくどんどん自分を高める努力をしないといけないんだと思います。
特に33歳過ぎたらね。