有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

昔に学ぶ

2011-06-17 18:13

少しまじめな日本のエネルギー問題のお話。

4月から電気料金の請求書に「太陽光促進付加金」という項目が追加されているみたいで、これは太陽光パネル、発電を普及させるためのお金。つまり電力会社に一度払うけど、国民が負担をしていく、というものです。

PANSでも昨年から一生懸命ソーラーパネル付きの充電器を販売してきましたが、確かに小さなソーラーパネルじゃなかなか発電まではできない。でも家の上の大きなソーラーパネルなら自分の家の電力くらいはまかなえますね。

原発を今止めたら経済が止まっちゃうとか何兆円損失だとか、いろんな情報が新聞にでてますが、結局のところソレに投資するかどうか、するだけの価値があるかどうか、という処だと考えます。

たぶんその価値は十分にあるでしょう。

化石燃料と違い、ほぼ無尽蔵に太陽光は無料で降り注いでくれるし、輸入コストもかからない。 二酸化炭素も出ません。

輸入コストと言えば、いま日本の食品自給率は40%でたくさんの食料品を輸入に頼っているだけですが、エネルギー自給率はたったの4%だそうで、96%を23兆円くらいかけて輸入しているそうです。

この金額を減らしていけるというのはとてもじいさん、ばあさんが増えてきている日本にとっては大きいことです。

国土が狭くて資源がない日本には太陽光パネルと発電はかなり有効だと思えます。
 

やはり今 ”昔に学ぶ” ということが必要な時期になっているんだと感じました。

昔と言っても戦後の昭和やバブルの事ではなくて、もうちょっと前の日本の事。

エネルギーをそんなに必要としない生活で、物資も少なかったけれど、きちんとモノをリサイクルさせて無駄を省き、高い文明レベルで生活していた江戸時代あたりに学ぶといいと思います。

中国工場のように、100万個作って10万個のエラーが出たらそれは捨てればいい。という考え方をしていてはもう地球が持たない。

この前テレビでブータン王国の事をやっていて、「あー、昔の日本だ」と思いました。 裕福ではないし封建制度だけどみんなが口をそろえて「私は幸せです」と言います。

今の日本は豊かだけど、みんなに幸せですか?と聞いても胸を張って幸せとは言わないし、もし他国と戦うことになっても「戦う!」と答えるのは最低の15%だそうで。韓国は74%、中国は90%。 こんなに誇りや自信を失った日本人に将来はあるのか? 昔の歴史否定みたいな授業をやってる学校教育が一番の問題だなあ、と最近考えてます。

娘の通う小学校でも、(違うクラスですが)つい最近50過ぎの担任を持ったことのない先生が担任を持ったけど、授業がお話にならない”ヤバイ”授業だったそうで教育委員会から(遠回しに)辞めさせられた人がいる、と聞きました。

ホントに子供達の将来が不安な世の中の仕組みですね。

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