キャプテンメッシの挑戦

2014-04-10 20:15

ちょっと感想文書くのが遅くなってしまいましたが、Messiを知っている人に読んで欲しい本「キャプテンメッシの挑戦」を読みました。ブエノスアイレス在住25年、中学時代の同級生「千鶴ちゃん」の５冊目？の本です。職業はライター・翻訳家、と書いてあるけれど ”サッカージャーナリスト”でいいのではないかと…　元日本代表の高原選手がボカ（マラドーナが居たところね）にいたときにも日本から来る広告代理店対応していたみたいだし。

旦那さんもウルグアイ人の（すげーかっこいい）サッカーカメラマンです。今や日本に入ってくるアルゼンチンサッカー情報はほぼ彼女が発信源だと思います。すごいねえ。

さて、この本は「あのメッシが代表チームではこんな苦労をしていた」という事のみならず、６月から始まるブラジルのW杯ではアルゼンチンを応援したくなるような中身となっております（笑

まるでそのシーンが頭に浮かぶような文章力のみならず、監督と選手達を取り巻く関係者にも取材している（取材ができちゃう）ところから、より多角的にメッシを掘り下げています。

いろんな選手の名前が出て来ますが、この本の１－２ヶ月前に出版された共著「彼らのルーツ」を読んでおけば、マスチェラーノ、サバレタ、ディ・マリア、アグエロ、イグアイン、というあまり知らなかった選手の単語まで「はいはい、あの生い立ちの人だよね！」と分かる展開になってます。

僕ら日本にいるサッカー好きは南米というとどうしても”カナリア軍団”、つまりブラジルサッカーの方に興味がいきがち。それもそのはず、キャプテン翼のモデルになった武蔵、King三浦カズ、などもブラジル留学していて、留学中の情報は本などを通して知っているし、読売クラブ時代からジョージ与那城やラモスを見ているからです。

ですが、この本を読んで少しアルゼンチンに傾いてます。今度試合を見たら守りの要＆元キャプテンのマスチェラーノと、高速ドリブル＆無限の体力を持つディ・マリアを画面で追いかける事にします。そして決勝戦に進めるように応援すると思います。

サッカーが好きなお父さん、学生さん、お嬢さんはワールドカップ前に読んでおくべし！