エシカル消費
2010-09-06 13:07
ETHICAL(エシカル)消費の台頭。
今日の日経MJにこんな見出しを見つけました。 簡単に言うと、選挙、ボランティアに続く、3番目の社会参加の道。 普段の買い物で社会的にいいもの、いいサービス、いい企業を選ぶことも市民の責任だとする考え、 だそうです。
LOHASとの明確な違いがいまいちわからないけれど、造語であって最後に持続可能な、”サスティナビリティー” という学校で習った覚えがない英語があるLOHASに比べると、エシカルの方が理解されやすいのかもしれません。 ただ言葉は違ってもフェアトレード商品を買ったり、環境負荷の少ない製品を選択する、というところで最終着地点は同じなのかも。
PANSもPANSSHOPで扱う商品も、まさにエシカルなものを意識しているのだけれど、あまりそのポイント前面に出しすぎると、またLOHASと同じでつのマーケティング用語として終わってしまいそうな感も匂います。 消費者、購入する側が情報操作に惑わされずそれを自然に感じて購買すれば一番いいですね。
一方この記事の近くには ”ホルモンの市場規模が9.5%増えるかも?” という予想記事が載っていました。
これはエシカルと逆ですね。 単価の低いホルモン料理が繁盛するのは昨今の日本国内の景気を考えれば当然かもしれませんが、肉食が増えるということは、穀類もそれだけ(牛さんの為に)増える、ということでこれから食料や水危機が来るかもしれないというのに、なんだかそこまでの読みというか、トレーサビリティーまでは気持ちが及ばないようです。 1KGの牛肉に20トンの水が必要、 小麦1KGの生産にも1トンの水が必要って何人知っているかな?? 消費財よりも食料の方のエシカルを普及させることが大切と思うんですが。
人間の習慣っていうのは本当にすごくて、10年前までクリスマスはもちろん、気が付いたら口にしていた○○○のフライドチキンも、2年近くは口にしていません。 食べれないんじゃなくて、”食べなくても平気になった” というだけです。 どこでどんなふうに育って、どんな処理をされた鶏さんなのかがわからないから不安なだけ。
これもエシカル消費と言っていいんでしょうかね・・・??(あえて言う必要もないけど)