有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

過保護な国?日本

2001-11-16 16:58

タイトルをみるとちょっと大げさな言い方に聞こえますが、今日お話しすることはみなさん日本に住んで1度は”そうなんだよねェ”と感じた事があると思います。


今週自転車に乗って隣の駅まで行く途中、歩道沿いに高所工事をしている箇所があり警備のおじさんが立っていました。私がその工事現場近くを通過しようとすると止められ「今あぶない作業中なのでちょっとお待ちください」と静止させられました。3メートル先の工事用スチール製壁面の裏にクレーン車が作業中の様子が見えて何かを壊している様子でした。(木造校舎を作業車が壊しているイメージです)しかしどう考えてもその作業が1分やそこらで終わるようには見えないため歩道から車道にでて、後ろから来る車に注意しながら走って3秒程でその現場を立ち去りました。この警備のおじさんに代表されるように、「怪我をさせたら現場管理不届きでその責任者がいけない」というのが日本。でも欧米のように「怪我をした場合はその本人の問題であり本人の注意不行き届き」というのが普通のように思います。おじさんはもし私がそこを通過する3秒の間に上から瓦礫か何かが落ちてきて怪我をさせたら自分が責任を負わされるので私を止めている訳ですが、怪我をするもしないも私の勝手な訳です。もちろん怪我をしないよう最新の注意を払って通過しますが。歩道を止めているわけなので、私のように待ちきれず車道にでた人が車に引かれちゃったとしたらどうするんでしょう? そっちの方が怖い。いざなんらかのアクシデントで怪我人がでた場合、その工事現場を訴えるおばちゃんが多いんでしょうか?・・・ひょっとしたらそうなのかも。だから余計慎重に警備しちゃうんだろうなあ、と思います。
これはJRや地下鉄のうるさいアナウンス、展示会場に行ったときのメガホンで叫ぶおにーさん、などなど本当に「余計なお世話」が多いですよ、日本(東京?)は。駅のホームだって電車がくれば気を付けて歩くし、展示会場に行ったって自分でバッチくらいもらえるっつーの!! 「私はじゅうぶんに自分で判断して行動できる能力がありますので、ほっといてください」というプラカードさげようかな。