一見様お断り

2006-02-04 12:07

木曜、金曜と京都でした。そこで京都市観光振興課の偉い方から伺った話の中で、「一見様お断り」のことを聞いてなぜそういう文化なのかが理解できました。今までは「なんだか冷たいなあ、せっかく観光で来てるのに・・・-.=」というような印象を持っていましたが、がらっと印象が変わりました。京都はもともと

女将（おかみ）業、つまり女性オーナーのお店が多かった。確かに旅館もお茶やさんも女将業ですね。そういうところは暴力には勝てない。だから誰でも彼でも迎え入れる、というのは高いリスクなので、「紹介」ということが必要だった、というわけです。うんちくがあって、こだわりがある京都。昔から「なんだか知らないけど好き」という感覚が、「うんちくとこだわりがあるから好き」という確信に変わりました。できることならここに２年くらい住みたい・・・。　
で夜は円山公園の一番上にある「吉水」におかみさんのご好意で泊らせていただきました。障子一枚で外。テレビなし、部屋にトイレなし。夕飯なし。ふとんの上げ下げも朝食もセルフで。　こうやって書くとないないづくしで不便、と感じる人もいるでしょうがココがいいんですよ！何万円も払ってビジネスホテルに泊ればすべてが快適でしょうが、実際には寒いわけでもなくて逆に朝直ぐ隣で鳥の声がしたり風の音が聞こえることが心地よかったです。こういうところだと自然に早起きできます。今度は吉水銀座に泊ろうと思います。