有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

江戸の五色不動

2002-02-05 14:01

これからのシーズン、学生さん達が多数東京に上京してくる時期である。引越しをするというのは(PANSもそうであるが)心機一転さあやるぞ!という気持ちになるときには結構よいものです。


物件を探す時には人それぞれいろいろな条件から絞り込んでいくのだと思いますが、私の場合かなり風水学が好きなほうなので、間取りや日当たりと同時に風水的角度からもチェックが入ります。つい最近”陰陽師”がブーム的にヒットし注目を集めましたが、昨年末ウェブサーフィンしていて興味深いものにつきあたりました。それは「江戸の五色不動」というもので、江戸時代に天台宗の高僧で、名を天海僧正という人が江戸を風水都市につくりあげた時に不動明王で江戸を囲ったことをいうのだそうです。目黒不動(目黒区)、目白不動(豊島区)、目赤不動(文京区)、目黄不動(台東区)、目青不動(世田谷区)の5つです。 それぞれ色が、黒・白・赤・黄・青、 だということに気づくでしょうか?この5色は宇宙の構成要素の色だそうで、地・水・火・風・空 を表す5色なのだそうです。目黄不動は家光の時代にあとから追加されたそうですが、他4つの不動=色にはそれぞれ方角と王城(江戸城)鎮護の為の4方位神の意味があります。青は東で青龍。赤は南で朱雀。白は西で白虎。黒は北で玄武、です。後から加えられた黄色は中央で天位、だそうです。(方位が5つあるのは江戸城五方の方難除けの為らしい)また江戸は奈良や京都のように最初から風水的に恵まれた土地ではなかったために上記のように意図的に作られた訳ですが、ある記事によると東西南北それぞれに配置された4神が何であるかが書いてあります。東の青龍は隅田川。西の白虎は甲州街道。南の朱雀は東京湾で、北の玄武は寛永時だそうです。いままで意識したことはないですがこういうことを知ると東京もすこし変わった角度から見ることができて「陰陽師のブームのおかげだなあ」と思った次第です。