アメリカ vs その他の国々
2008-06-17 10:26
週末に大阪で終えたサミット財務大臣会議でもアメリカ発言だけが浮いた様子。 そんなことがエネルギー(とうもろこし)問題にしても、食糧問題にしても起きています。
昨夜12chで観たプノンペンのピーパンちゃん14歳:ゴミ山で働く少女の姿は強烈な印象だった。父親は病気で働けず家族はその医療費に500ドルの借金があるとの事。極貧生活の為食事もままならず学校へもいけず。彼女は栄養がとれていない為かどうみても8歳か9歳にしか見えない。兄弟数人が一日働いて有毒ガスが立ち込めるゴミから150kgの分別ゴミをリサイクル行事に引き渡す。その買い取り金額は日本円でたったの130円..悲惨としかいいようのない映像。
その一方で無恥なアメリカ人が映る。四人家族の三食はいずれも牛肉たっぷりで、ハンバーガーから夜のBBQまでテンコ盛り。子供たちは遊ぶときもジュースとスナック菓子を手放さない。野菜類はナシ。日本人平均の倍以上のカロリー取得なので当然一家はかなりの肥満体。にもかかわらず当面痩せる気はないそうで...。
日本も笑ってはいられない。不登校も大きな問題だし、なんと言っても食べものの無駄が多過ぎる。仕事を通じて具体的アクションをおこせるようにがんばりたい。 いまお手本にしたい日本企業は「日本ポリグル」という会社。
この会社もテレビで見たんだけど、国内大手企業との取引で得た資金を元に、世界中で安心して水が飲めない地域に行って、現地の人に濾過装置の作り方を教え、開発した魔法の粉=茶色い水を浄化して飲料に変える=を渡している。 当然いつまでも無料で魔法の粉を配ることは無理なので、この会長さんも難しい悩みどころ、と言っていたが、ビジネスを通じてこういう活動をするのでないと、長くは続かないし、資金も足りない。 まだまだ日本人・日本企業が近隣アジアの国に対してできることはたくさんありそうだ。