TOYOTAはどうなる?
2010-02-24 20:51
ここのところ毎日ニュースで日本を代表する企業@トヨタの問題について目にします。 アメリカの公聴会では8時間近くかかり、日本でも急加速・急発進の事例について国土交通省が再調査をする、といいます。
傷口が広がっている感がありますね。
トヨタの車には乗っていませんが、リコール台数といい、今回の叩かれる件と言い、なんだかかわいそうになってきました。 日本企業にとってもこの問題から波及する影響は大きいと思います。 ぶら下がっている企業がたくさんありますからね。 でもニュースを見ていて1つだけ思ったことを書きます。
4年前に一兆円の純利益をたたき出したときに ”ああ、これはきっと裏側で泣かされている人もたくさんいるんだろうなあ” と感じました。 もちろん株価の好影響もあったんだと思いますが、1兆円の利益というのはそうそう簡単に作れるものではないと感じました。 実際に3年連続賃金ベースアップがなかった、というニュースもあります。 それだけで本社約7万人と言われる従業員数分をかけ算すると、ものすごいコストカット=つまり利益がでることになりますね。 それは見方によっては「効率的な」経営なのかもしれません。 「乾いたタオルを絞る」と言われたほどの徹底したコストカットをしたからこその利益であり、利益を上げることは悪いことでも何でもありません、企業ですから。
しかし、裏側で労働時間が長いとか、受注単価が安すぎるとか、利益が十分出ているのにベースアップをしないとか・・・ なんとなく会社の奴隷みたい・・・ というように感じました。
ひょっとしたら今回のアメリカを発端としたトヨタの問題は、利益追求型メガ企業の終焉を意味しているのかもしれません。 TOYOTAの一番のお客様であるアメリカの判決の先行きを見ていたいと思います。
★今週の日本酒★
今週は石川県の遊穂、という純米吟醸無濾過生原酒、うすにごり、を飲んでいます。 春の限定品だったのと、春っぽいピンクラベルに魅せられて手にとってしまいました。
生原酒だし、開封後はお早めにお召し上がり下さい。。。と書いてありますのでもう半分以下になっています?! (^_^;)