考える社員
2013-04-23 01:00
「成長する会社は社内がいつもきれいで、業績が伸びない会社はゴミが散らかっている」
多分これは真実です。ホンダ技研のトイレはいつもピカピカだった、という事を昔本で読んだことがあります。
実は社内が綺麗かどうか、という事はその会社の社員さんが「考えている社員」なのか、それとも言われたことを時間内にこなすだけの社員さんなのかを映している鏡なのではないか、と思います。
実際に、身の回りがあまり綺麗ではない社員に”できる社員”は少ないでしょ?
これはおもてなしの心、サービス精神、エンターテイメントな心を持っているかどうかが問われることでもあります。相手の気持ちの一歩先を読める社員さんならば、お客様が座る椅子や机がきれいかどうか、が気になることでしょう。これは居酒屋や喫茶店に行った時、コップが汚れていて汚かったり、トイレが汚くて気持よく用が足せない、という感覚と同じです。そんな店にはもう一度行こうとは思わないはず。
ゴミが落ちていなくてトイレがピカピカで社員さんが大きな声で挨拶してくれる会社というのは気持ちが良いものです。少なくとも気持ちが悪くはありません。 一方その反対の会社に行った時というのは、なんだか「この会社って細かいところには気がつかない人たちばっかりなんだろうなあ」と感じて帰ってくることになります。
仕事で相手の一歩先を読めなかったらどうなるでしょう。まず感動させることは不可能です。
まあ、その人には付加価値営業も難しいでしょうし、ご指名のお客様というのは付かないでしょう。それは営業でもデザイン職でも一緒です。 デザイナーなどは営業と同じく、そのあたりが特にハッキリ出やすい職業かもしれません。言った以上、期待以上のデザイン案をやる人と、頼んだ範囲内、想定内のデザインしかできない人。当然前者のほうが仕事と収入は増えていきます。
このように、掃除1つが実は大変大きな業績の変化をもたらす、ということをまだわかってないビジネスマン・ウーマンが多いです。そしてそこをきちんと20代に教えている会社も実は少ないんです。