南三陸日記
2013-06-12 10:07
「子供たちの小学校PTA向け勉強会の講演はどんなテーマにしたらいいかなあ?」、という嫁さんの一言がきっかけで朝日新聞の三浦さんがすぐに頭に浮かびました。
早速三浦さんにメールで連絡を取ると今は日本にいないけどもうすぐ帰国すること、TVで流れた番組動画のリンク、本の紹介をして頂いたので、今はその本を読んでいます。
電車内で読み始めるとすぐに涙が浮かんでくるので、電車の中では3−4ページ読むのが限界です。2011年の9月に当時4年生の長女と訪問した時、目の前に飛び込んできた光景が蘇ってきて辛いなあ・・・
当時、南三陸ホテル観洋で三浦さんが実際に津波の現場を体験した子供達3人を連れてきてくれて生の話を聞かせてくれました。大人はもちろん、子供達にも強烈な印象を与えた証言でした。
東京で毎日仕事をしていると、みんな時間やお金を追っかけたり追われたりしていて、周りの事までかまっていられない!、という空気が漂います。でもこういう本を時々読んで自分の数千倍の苦労や辛さを経験している人が東北にいる!ということを忘れないことはとても大切です。都会にいて食べ物にも水道にも困らない人たちこそが、継続的にどんな形でもいいから支援を考えるべき、また忘れてはいけないことだと改めて思います。
対照的に、ちょっと景気が上向きになったからと、松坂屋銀座店の閉店セールに朝から並んで安くなったブランド品を買いあさる人たちにはかなり違和感がありますね。
あのとき長女が植えた花がいまどうなっているか・・・。今年の夏には行きたいと思ってます。