有限会社パンズ

黒ヒョウ社長のブログ

ソーラー充電器の表示

2013-11-18 21:04

11月15日(金)の夜、居酒屋でホッピーを呑みながらTVを見ていました。そうしたら下記の件についてTVで取り上げられていました。

SolarCharger

要するに、小さいソーラーパネルの面積にも関わらず、フル充電するのに真夏でも2日以上かかるところ、偽装表示的に「短い時間で充電出来る」と書いてあったものです。表示取りやめ命令なので販売側はパッケージだけ変えれば引き続き販売は可能です。

が、この5社の中にはソーラー充電器をいち早く世に出し市場をリードして来たストラップヤネクスト=今年5月からの社名はHamme(ハミー)=を含め、大手のサンワサプライまでも含まれていました。グリーンエージェントという会社も、現在はわからないですが当初は弊社の扱うソーラー充電器メーカーが同じ仕入れ先(中国)でした。他の2社も卸し・メーカーの大手です。

実はソーラー充電器なるものが販売されてから早4年も経つのに、今頃やっと気づいたの?という遅さ。私は弊社で発売を始めてから1年半くらいたった頃から、消費者と販売側の知識ギャップと乖離が大きな商品なのでいずれは売れなくなるだろうと考え始めました。メーカー側は”小さいパネルで電気を作って貯めるのだから真夏の炎天下で2-3日かかるのは当たり前” という立場。買う方は実際にそんなに長い時間太陽光に当てていたらリチウム電池が危ないし、加えてそんなに待てない、だから使えない、となってしまいます。なので販売側としては実際よりも短い蓄電時間を詠わざるを得ない、そうしないと量販店で全く売れない、ということになってしまっていた訳ですね。ただし、それも東日本大震災後にはソーラーが付いていれば安心!ということでまたマーケットが盛り返してしまった訳ですが・・・。

各社今週から家電量販店他販売ルートに残っている充電器を一斉に引き上げてパッケージ修正するのでしょうか・・・。そういえば15日の夜、ホッピーとレモンサワーを呑んでの帰宅途中、エアージェイという会社は以外と自宅から近いのですが、夜11時過ぎでも電気が灯いていました・・・。(いつもは消えている時間です)

 ソーラパネルを使った正しい充電器との組合わせは、「大型のソーラパネル+充電器」という1つに収めない使い方です。ソーラー充電器を使う知識があり、予備的にソーラーパネルがあってちょっとだけ蓄電出来れば良い、という場合は一体式のソーラーパネル充電器でも問題ないかもしれません。が多くの消費者はソーラーパネルが付いているだけですぐに蓄電されるんでしょ!と考えます。が、実際に一体型のソーラー充電器を真夏の社内に放置するととても危険なので、知識があまりない方は普通の充電器+ちょっと大きめのソーラーパネル、を繋いで使うのが良いと思いますよ。