ユニクロvsパタゴニア
2011-12-09 18:36
皆さんはユニクロはもちろん知っていますよね? 今や路面店他ありとあらゆる場所にあります。 N.Y, London,上海など海外にも積極出店する日本を代表するアパレルメーカーですね。
では、パタゴニア(patagonia)というアメリカのアパレル会社は知っていますか?ひょっとしたらロゴは見たことがあるかも知れない・・・という人はいるかもしれません。 山登りやサーフィンをやっている人は別として、間違いなく僕の両親、及びその周りの田舎の人達は知らないでしょう(笑
TV-CMやっていませんから。(*_*)
このパタゴニアという会社、僕が大好きな会社で創業者を尊敬している事もあって少しご紹介します。 個人的にはここ数年はフランスのAIGLEというブランドを買うことが多いんです。子供服も充実していてカラーもビビッドでセンスがいい、と(個人的には)思います。
パタゴニアが大好きなのに何故パタゴニアだけを着ないの?と言われれば、それは ”ちょっとお高いから” という理由だけですね。 半額で買えるのなら全てをパタゴニアの服にチェンジしたいですよ、ホントに。
何故そう思うのでしょう?
この会社ちょっと「おかしい?!」と一般の方が思うことをやります。
最近だと11月25日から始まったアメリカのブラックマンデーという売上げをあげる大チャンスの時。(日本で言うとゴールデンウィークみたいなもの?) 小売業者にとっては売上げアップ最大のチャンスのこの日に、こんな広告をニューヨークタイムス紙に掲載しちゃう会社です。(-_-)
「このジャケットを買わないで」と書いてあります。
ハハハ・・・気が狂ったのでしょうか?? 自社製品を買うなという会社を他に知っていたら教えて下さい。
もちろん広告なのですが大金をかけて”買わないでね”と言うのはすごい勇気と決断ですよね。 実際に、9月27日の時点で地球のフットプリントが年間資源予算を超えてしまって(私たちの過度の使い捨て消費のせいで)135%になったからという事がウェブに書いてありました。
この事だけでもパタゴニアという会社が見ている先は、利益だけでなく「アパレル会社として果たす企業責任と使命を優先したい」という気持ちが伝わるのではないかと思います。
世界で初めて(1996年から)全製品オーガニックコットンに切り替えた会社です。 地球に負担をかけないリサイクル素材を使う事はもちろん、徹底して環境保護という事に正面から取り組んでいます。
ユニクロもH&MもZARAも同じ事をやってくれればいいのに・・・。
ユニクロwebsiteのCSRページを見ると頑張っているみたいなんですけど、日本代表としてもっともっと地球環境保護について取り組んで欲しいと思ってます。
CMを見ていて、ヒートテックやウルトラダウンジャケットが売れれば売れるほど、誰も彼もがユニクロジャケットを着て外を歩いているのを見ると、ホントにそう感じます。 もし広大な土地と農薬と水を沢山使うコットン(綿花)のせいで、地球が汚染されたなら、緑が砂漠に変わってしまったなら、誰もビジネスなどできなくなるのですから。
パタゴニアに関係のある180SOUTHという映画のDVDを見つけたら一度見て下さいね (^<^)